2017年02月21日

モンティ・ホール・ジレンマ課題における予期プロセス −刺激前陰性電位に着目して−

●第69回研究会
日時 :2016年2月27日(土)16:00-17:30
場所 :スポーツ科学部570実験室
演者 :平尾貴大,早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 博士課程1年生
演題:モンティ・ホール・ジレンマ課題における予期プロセス −刺激前陰性電位に着目して−
要旨
モンティ・ホール・ジレンマ(Monty Hall Dilemma: MHD)は,直観に反する意思決定を解にもつギャンブリング課題であり,直観との乖離から遂行者は興味深い選択行動を示す.本研究では,MHD課題に特徴的な意思決定の神経機序について,刺激前陰性電位(stimulus-preceding negativity: SPN)を指標として検討した.MHD課題において,多くの参加者は,Change選択,Stay選択共に当選確率50%と考えるにも関わらず,Stayを選択する.実験1では,このStay選択バイアスの原因について検討した.SPN振幅増大から,Change選択時よりもStay選択時の方が,結果に対する期待は大きいことを示した.実験2では,MHD課題の反復遂行に伴うChange選択学習について検討した.Change選択の学習に伴い,前頭部位のSPN振幅は有意に減少した.SPN振幅は,結果に対する期待に加えて結果フィードバックの情報価を反映することから,本実験の結果は「学習に伴う結果フィードバック情報価の低下」に起因したものと解釈された.本研究の結果から,選択と結果の随伴性に関する学習には,前頭前野の活動が関与することが示唆された.

ラベル:要旨
posted by wps at 00:29| 東京 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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