2016年02月07日

日常的なポジティブイベントの継続的筆記が楽観性と悲観性に及ぼす効果

●第68回研究会早稲田大学 生理心理学精神生理学研究会

日時 :2015年3月13日(金)16:00-17:45
場所 :スポーツ科学部570実験室
演題: 日常的なポジティブイベントの継続的筆記が楽観性と悲観性に及ぼす効果
演者:本多麻子さん(東京成徳大学応用心理学部健康・スポーツ心理学科)
要旨
悲観主義者と比較して,楽観主義者は心身の健康状態がよく,あらゆるパフォーマンスが高い.拡張−形成理論(Fredrickson, 2001)によると,ポジティブ感情を経験すると創造性が高まり,視野が広がり,健康状態も優れ,よい変化をもたらす.また,ポジティビティはネガティビティの3倍を超えた場合に繁栄をもたらす分岐点となる.本研究では大学生312名を対象として,週1回,15週間にわたり「24時間以内(あるいはこの数日)にhappyだったできごと」の自由記述を求めた.日常的なポジティブイベントの構成内容の解明と,楽観性,悲観性,およびポジティビティとネガティビティの割合(ポジティビティ比)の変容を検討した.1回目と15回目の調査時に質問紙によって楽観性,悲観性,ポジティビティ比を評価した.各回の記述内容についてテキストマイニングを実施し,出現した語句のクラスター分析と共起ネットワークを求めた.その結果,ポジティブイベントの筆記実施前と比較して,15週間の筆記実施後に悲観性得点は低下し,楽観性得点は増加傾向であったことから,ポジティブイベントの継続的筆記は悲観性の低減と楽観性の増加という思考の変容をもたらした.大学生の日常的なポジティブイベントは,友人を中心とした人間関係に関連した内容と,食事や睡眠などの生理的欲求を満たす内容が多く,15週間を通じてほぼ一貫していたことが明らかになった.

ラベル:要旨
posted by wps at 14:15| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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