2014年04月09日

深夜の仮眠がエラーモニタリング機能 (ERN・Peの振幅) に与える影響

第67回早稲田大学 生理心理学精神生理学研究会
日時 :2014 3月22日(土)16:30-18:00
場所 :早大所沢キャンパス第一会議室
演者 :浅岡章一さん;江戸川大学社会学部人間心理学科
演題: 深夜の仮眠がエラーモニタリング機能 (ERN・Peの振幅) に与える影響 (The effects of a nighttime nap on the error-monitoring functions during extended wakefulness)
要旨
覚醒時間の延長に伴う眠気の増大によって,エラーモニタリング機能が低下することは,先行研究で既に明らかにされている.本研究では,エラーモニタリングに関わる二つの事象関連電位成分
(Error-Related Negativity: ERNとerror-Positivity: Pe)
を指標に用いて,覚醒時間延長中の1時間の仮眠が,エラーモニタリング機能に与える影響について検討した.実験では,朝の起床後,一睡もしない状態で翌朝まで覚醒し続ける休憩群と,深夜1:00 - 2:00に1時間の仮眠を取る仮眠群を設けた.両群の実験参加者には,夜の21:00,深夜2:00,深夜3:00から各30分程度の認知課題を行わせ,課題中のエラー時のEEGから,ERNおよびPeを算出した.仮眠群は休憩群と比較して3:00からの課題における正回数が多く,その時間帯における眠気の訴えも弱くなっていた.両群とも21:00の時点と比較すると,3:00の時点ではPeの振幅は有意に低下し,ERNの振幅は低下傾向にあったが,群間では違いが認められなかった.以上のことから,夜間の1時間の仮眠は深夜の眠気を抑制し,反応の正確性を保つ効果は期待できるものの,エラーモニタリング機能の維持には効果がないと考えられた.
ラベル:要旨
posted by wps at 23:00| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。