2007年09月04日

CNVパラダイムに反映するタイミング

第58回研究会
日時 :2007年8月4日(土)16:00-18:00
場所  :早稲田大学スポーツ科学部
      精神生理学実験室(570室)
演者  :
望月芳子先生(早稲田大学)
演題 :CNVパラダイムに反映するタイミング
発表要旨
 タイミングは多様な側面から研究が行われている.精神生理学的研究では随伴陰性変動(CNV)が指標として用いられてきた.時間情報処理に関与するワーキングメモリや,注意量の配分に対応して前頭部のCNVが増大することが報告されている.しかしながら,時間情報処理と反応運動の関係は明確に解明されていない.

 本研究ではCNVと偏側性準備電位(LRP)を指標に用い,CNVパラダイム(警告刺激−命令刺激+運動反応;)における時間間隔の記憶と運動情報処理の関係を調べた.刺激間間隔は3 s一定で,試行間間隔を操作した(3 s/10 s).前期CNV振幅,foreperiod(FP; 警告刺激−命令刺激間)中のLRP(FP-LRP)立上り潜時の結果から,RT遅延条件はFP中の時間間隔検索事態で,運動準備の開始が遅延することが推察された.

 また, 3次元脳内電流源密度分析(low resolution brain electro- magnetic tomography)を用いて2条件間におけるCNVの差の発生源を推定した.前期CNVではRT遅延条件の方が時間情報処理に関与するといわれる補足運動野の活動が大であった.後期CNVではRT早期化条件の方が,運動想起時に活性化するといわれる楔前部,知覚と運動を統合し運動野の活性を増大させるといわれる帯状回前部で活動が大であることが推定され,CNVから得られた示唆が強化された.
ラベル:要旨
posted by wps at 01:50| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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